ECサイトにアフィリエイトを導入したいと考えたとき、最初につまずくのは「自社のカートで何ができるのか」がわからないことです。ASPの解説記事は多いものの、成果タグをどこに貼るのか、ASPとの連携がどこまで用意されているのかは、使っているカートによって大きく変わります。

この記事では、ECのアフィリエイト導入方法を「ASP型」「自社アフィリエイト型」「紹介クーポン型」の3つに分けて比較したうえで、ecforce・カラーミーショップ・futureshop・MakeShop・Shopifyの5つのカートについて、設定場所と公式に確認できる対応状況を整理します。主要ASPの広告主向け料金、計測と法規制で失敗しないための注意点、粗利から逆算する報酬設計まで、自社ECの担当者が導入を判断するための材料をまとめました。

ECサイトにアフィリエイトを導入する3つの方法

アフィリエイトは、ブログやSNSで商品を紹介してもらい、そのリンク経由で購入が発生したときだけ報酬を支払う成果報酬型の広告です。登場するのは、商品を売る広告主(EC事業者)、紹介するアフィリエイター(メディア運営者・インフルエンサー)、そして両者をつなぎ成果の計測と報酬の支払いを代行するASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)の三者です。

ECサイトへの導入方法は、このASPを使うかどうかで大きく3つに分かれます。

方法仕組み向いているケース主な注意点
ASP型A8.net・バリューコマース等に広告主として登録し、ASPに登録しているアフィリエイターに紹介してもらう紹介者のあてがなく、新規の認知を広げたいASP手数料(成果報酬の約30%)と、ASPによっては月額固定費がかかる
自社アフィリエイト型自社で紹介者と直接契約し、専用ツールでリンク発行・成果計測・報酬管理を行う取引のあるインフルエンサーやファンがすでにいる紹介者の募集・審査・支払いを自社で回す運用負荷
紹介クーポン型購入者に紹介用のクーポンやURLを渡し、紹介が成立したら双方に特典を付与する既存顧客の口コミで広げたい報酬は割引やポイントが中心で、メディア運営者の集客力は借りにくい

ASP型と自社アフィリエイト型の費用構造や運用負荷の違いは、自社アフィリエイトとASPの比較ガイドで詳しく扱っています。Shopify前提の記事ですが、費用とリスクの考え方はカートを問わず共通です。

3つは排他的ではなく、ASP型で新規の認知を取りつつ、関係の深い紹介者だけ自社アフィリエイトに切り出すという併用もよく行われます。ただし併用すると同じ注文に複数の成果が付く二重計上が起きやすくなるため、後述の注意点もあわせて確認してください。

ASPの広告主向け料金を比較

ASP型で最初に比べるのは料金体系です。広告主が支払う費用は、初期費用・月額固定費・成果報酬(アフィリエイターへの報酬)・ASP手数料の4つで構成されます。以下は各社の公式ページに掲載されている広告主向けの料金です(2026年9月28日確認・公式記載)。

ASP初期費用月額固定費ASP手数料契約期間
A8.net50,000円(税抜)40,000〜50,000円(税抜・プランにより異なる)メディア支払額(税込)の30%6・12・18ヶ月(プラン別)
バリューコマース50,000円(税抜)50,000円(税抜・契約開始月は無料)成果報酬(税抜)の31.5%確認できず
もしもアフィリエイト無料無料成果報酬額の30%最低契約期間なし
アクセストレード55,000円(税込)44,000円(税込)確認できず6ヶ月(自動更新)
afb確認できず確認できず確認できず6ヶ月(自動更新)

A8.netは月額費用を3つのプランで分けており、契約期間が長いほど月額が下がります(トライアル50,000円・6ヶ月、スタンダード45,000円・12ヶ月、ロイヤル40,000円・18ヶ月、いずれも税抜)。手数料の計算例として、公式ページには「メディア支払額1,000円(税抜)の場合、1,100円(税込)×30%=330円(税抜)がA8コミッション」と記載されています。

もしもアフィリエイトは初期費用・月額費用が無料で、成果が発生しなければ費用はかかりません。固定費のあるASPと比べると、売上が立つかわからない立ち上げ期のリスクを抑えやすいのが利点です。一方、固定費のあるASPはその分、プレミアムサイトへの掲載促進や運用サポートなどが料金に含まれています。どちらが得かは件数次第なので、後半の報酬設計のパートで試算します。

デスク越しに握手を交わす2人の手元

どのASPを選ぶかは料金だけでなく、自社のカートが公式に連携しているかどうかにも左右されます。タグを手作業で設置する場合でも導入はできますが、公式の連携手順があるASPのほうが計測トラブルは起きにくくなります。次のパートでカート別に確認します。

カート別のアフィリエイト導入方法

アフィリエイトの成果は、注文完了ページ(サンクスページ)にASPの成果タグを表示させることで計測するのが基本です。そのため、カートの管理画面で注文完了ページにタグを入れられるか、そしてブラウザのCookieに頼らない成果通知の手段があるかが、カート選びと導入の難しさを決めます。

以下は各カートの公式ヘルプ・公式サイトで確認できた内容です(2026年9月28日確認・公式記載)。

カート成果タグの設定場所Cookieに頼らない成果通知公式に名前が出ているASP紹介・自社アフィリエイトの手段
ecforceLPタグ管理/ショップのタグ管理(サンクスページ等に設置)あり(ソケット通信)A8.net・アクセストレード(ソケット通信の設定例)招待クーポン(標準機能)
カラーミーショップアフィリエイト機能(全プランで利用可)本体は確認できず(定期購入の「カラーミーリピート」はITP対応と記載)カラーミーリピートはA8.net・バリューコマースお友達紹介キャンペーン(外部開発のアプリ)
futureshopアフィリエイト設定/任意アフィリエイト設定(注文完了・定期申込完了等)確認できず提携一覧にバリューコマース・もしもアフィリエイト・アクセストレード等提携一覧にsuccessfee・アフィリコード・システム
MakeShopアフィリエイトの設定/コンバージョンタグの設定(注文完了・会員登録完了)確認できず公式アプリストアにA8.net確認できず
Shopify日本のASP向けのタグ管理機能はなし(アプリやカスタムピクセルで対応)アプリ次第公式連携は確認できずShopify Collabs(公式アプリ)・UpPromote等のアプリ

ecforce

ecforceは、定期通販やD2Cブランドで使われることの多いカートで、アフィリエイト計測の機能が最も手厚い部類です。成果タグは「マーケティング管理 > LP管理 > LPタグ管理」で作成し、広告URLごとにLP・確認ページ・アップセル・サンクスページのどこに表示するかを割り当てます。LPを経由しないショップページ(/shop 配下)の注文は「ショップのタグ管理」で別に設定します。

特徴的なのがソケット通信です。公式ヘルプでは「購入者のブラウザを介さずにecforceのサーバから直接広告配信システムに対して成果通知通信を実施」し、「従来のCookieに依存する追跡とは異なりITPの影響は受けません」と説明されています。ただし「広告配信側・カート(ecforce)側の双方の仕様が合致している必要があります」とも明記されており、使いたいASPがソケット通信に対応しているかは事前に確認が必要です。

注意点として、タグは「LPタグ設定」「URLの共通タグ設定」「URLの個別設定」のそれぞれに同じものを入れると重複して表示されます。成果が二重に上がる原因になるため、設定場所は1か所に統一するのが安全です。

紹介施策としては、マイページに招待クーポンを表示できます。クーポンコードは「クーポンコード_顧客番号」の形で発行され、紹介された人は割引を受け、紹介した人にはポイントが付与される仕組みです。

カラーミーショップ

カラーミーショップは、公式サイトで「広告主としてアフィリエイトに参加することができます」と案内しており、アフィリエイト機能はフリープランを含む全プランで使えます。成果報酬型から月額制まで、各社のアフィリエイトサービスに対応しているとされています。

定期購入向けのオプション「カラーミーリピート」は、A8.netとバリューコマースとの連携を公式ヘルプで案内しており、ITP(SafariのCookie制限)に対応していると記載されています。申し込みから設定完了までは7〜15営業日ほどかかる場合がある点も明記されています。単品通販のカラーミーショップ本体について、同様のITP対応の記載は確認できませんでした。

紹介施策には、アプリストアの「お友達紹介キャンペーン」があります。注文完了ページにバナーを表示し、そこから発行した紹介用URL経由で知人が購入すると双方にクーポンを付与する仕組みです。カラーミーショップ公式ではなく外部の開発会社によるアプリで、14日間の無料お試しのあとは有料です。

futureshop

futureshopには、提携ASP向けの「アフィリエイト設定」と、任意のタグを入れられる「任意アフィリエイト設定」の2つがあります。任意アフィリエイト設定では、注文完了・定期/頒布会申込完了・会員登録完了・メールマガジン登録完了・クーポン取得完了の各画面にタグを出し分けられ、置換文字で受注情報や会員IDを渡せます。定期の申込完了を独立した成果地点として扱えるのは、定期通販を運営する場合に便利です。

公式サイトの提携サービス一覧(アフィリエイト)には、アクセストレード・バリューコマース・もしもアフィリエイト・JANetなどが並び、自社アフィリエイト向けのsuccessfeeやアフィリコード・システムも掲載されています。A8.netとafbは一覧に見当たらないため、使う場合は任意アフィリエイト設定での手動設置で計測できるかを、ASP側に事前に確認してください。

MakeShop

MakeShopは「プロモーション > タグの設定 > アフィリエイトの設定」で対応ASPのタグを設定し、そこに記載のないASPは「コンバージョンタグの設定」から任意のタグを入れます。出力先は注文完了画面か会員登録完了画面を選べ、注文完了画面では商品ごとの価格や商品名を置換文字で渡せるため、商品単位で成果を取るタイプのアフィリエイトにも対応しています。

公式アプリストアにはA8.netのアプリが掲載されています。ほかのASPとの公式連携や、Cookieに頼らない成果通知の仕組みは、公開されているマニュアルからは確認できませんでした。

Shopify

Shopifyは他の4カートと考え方が異なります。日本のASP向けのタグ管理機能は本体になく、公式ヘルプでもアフィリエイトについては「Shopify Support can’t help you set up third-party marketing services」と、外部サービスの設定はサポート対象外と明記されています。ASPを使う場合は、連携アプリかカスタムピクセルでタグを発火させる形になります。具体的な連携パターンはShopifyとA8/もしも/バリューコマース連携の現状にまとめています。

その代わり、自社アフィリエイト向けのアプリは充実しています。Shopify公式の「Shopify Collabs」のほか、UpPromoteなどのアプリで、紹介者ごとのリンクやクーポンの発行、成果の計測、報酬の管理まで完結できます。アプリの比較はShopifyアフィリエイトアプリ7選の比較を参照してください。

段ボール箱が積まれた作業場で靴を箱に詰めている女性

自社アフィリエイトをShopify以外で始める場合

Shopifyにはアプリの選択肢が多い一方、ecforce・カラーミーショップ・futureshop・MakeShopで自社アフィリエイトを本格的に運用するには、カートに依存しない外部の計測システムを組み合わせるのが一般的です。紹介者ごとのリンク発行、成果の計測、報酬の確定と支払い管理までをこうしたシステムが担い、カート側には成果タグを設置します。

代表例の「アフィリコード・システム」は、公式サイトで5つの料金プランを公開しています(2026年9月28日確認・公式記載)。

プラン月額初期費用
ライト60,000円0円
スタンダード90,000円60,000円
ビジネス150,000円60,000円
エキスパート180,000円60,000円
プロ相談個別対応

futureshopの提携サービス一覧には、アフィリコード・システムのほか「successfee」も掲載されています。

月額6万円からという費用感は、ASPの月額固定費(4〜5万円)より高くなります。自社アフィリエイトはASP手数料(成果報酬の約30%)がかからない分、紹介経由の売上が一定規模を超えてから割に合う仕組みです。紹介者がまだ少ない段階では、ASPや紹介クーポンから始めて、成果の出る紹介者が増えてから切り替えるほうが無理がありません。

計測と法規制で失敗しないための注意点

アフィリエイトの失敗は、集客よりも計測の抜け漏れと広告表現のトラブルで起きることが多くあります。導入前に押さえておきたい4点をまとめます。

Safariの計測漏れはサーバー側の仕組みで補う

SafariにはITP(Intelligent Tracking Prevention)というCookieの制限機能があり、ブラウザに保存した情報だけで成果をひも付ける方式では、クリックから購入までに日数が空くと成果が計測されないことがあります。計測されなかった成果はアフィリエイターの報酬にならないため、放置すると「このショップは成果が付きにくい」と判断され、紹介の優先度を下げられてしまいます。

対策は、ブラウザに頼らない計測の仕組みを使うことです。バリューコマースは、広告主のサーバーで発行するCookieによるトラッキングについて「最新のITP機能の制限を受けないことを確認」していると公式に説明しています。カート側では、前述のecforceのソケット通信がこれにあたります。仕組みの詳細はアフィリエイトのクッキー期間と帰属の仕組みで解説しています。

定期通販は成果地点と承認条件を先に決める

定期通販では、「初回申込を成果とするのか」「2回目の継続まで確認してから承認するのか」で、報酬の設計が大きく変わります。futureshopのように定期の申込完了を独立した成果地点として扱えるカートもありますが、2回目以降の扱いはカートではなくASPとの契約条件で決めるものです。

初回無料や大幅割引のオファーで申込を集める商材は、解約を前提とした申込が混ざりやすくなります。承認条件(例: 2回目の発送まで継続したら承認)をプログラムの説明にあらかじめ書いておくと、承認率をめぐるトラブルを防げます。

ASPと自社アフィリエイトの併用は二重計上に注意する

ASPと自社アフィリエイト、あるいは複数のASPを併用すると、同じ注文に複数の成果が付き、報酬を二重に支払うことがあります。ecforceのヘルプでも、同じタグを複数の設定場所に入れると重複して表示されると注意しています。成果を確定する前に注文番号で突き合わせる運用を決めておくのが確実です。パターン別の防ぎ方はアフィリエイトの二重計上を防ぐ方法にまとめています。

ステマ規制の対象は広告主

2023年10月1日から、広告であることを隠す表示(いわゆるステルスマーケティング)は景品表示法違反になりました。消費者庁は「規制の対象となるのは、商品・サービスを供給する事業者(広告主)です」と明記しており、依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は規制の対象とはなりません。

つまり、アフィリエイターが広告であることを示さずに商品を紹介した場合、責任を問われるのは広告主の側になりえます。ASPのプログラム説明や自社アフィリエイトの規約に「PR」「広告」表記の徹底を入れ、掲載内容を定期的に確認する体制を用意しておきましょう。化粧品や健康食品のように効果の表現が規制される商材では、薬機法や景品表示法の禁止表現も規約で具体的に示しておくと安全です。

導入の進め方と報酬設計

ここまでの内容を、導入の手順に落とし込みます。

  1. カートの対応状況を確認する: 注文完了ページにタグを入れる場所、Cookieに頼らない成果通知の有無、公式に連携しているASPを確認する(上のカート別の表が出発点になります)
  2. 導入方法を決める: 紹介者のあてがなければASP型、すでに関係のある紹介者がいれば自社アフィリエイト型、既存顧客の口コミを広げたいなら紹介クーポン型
  3. 粗利から報酬額を逆算する: 1件あたりに払える上限を先に決める(下の試算を参照)
  4. 成果地点と承認条件を決める: 定期通販なら初回か継続か、キャンセル・返品時の扱い
  5. テスト注文で計測を確認する: タグ設置後、実際に購入して成果が1件だけ上がることを確かめる
  6. 規約に広告表記と禁止表現を入れる: ステマ規制と商材ごとの表現規制に対応する

粗利から報酬を逆算する試算

報酬額は「いくら払えば紹介してもらえるか」から考えがちですが、先に1件あたりいくらまでなら払えるかを粗利から出しておくと、ASPの固定費を払っても採算が合う件数が見えてきます。以下は、客単価8,000円・粗利率60%(1件の粗利4,800円)の商品に、アフィリエイターへの報酬1,500円(税抜)を設定したモデルケースです。初期費用と消費税の細かな扱い、広告費以外の費用は省いて単純化しています。

項目固定費ありのASP(A8.netトライアルの料金で試算)固定費なしのASP(もしもアフィリエイトの料金で試算)
1件あたりの手数料495円(1,650円×30%)450円(1,500円×30%)
1件あたりの変動費(報酬+手数料)1,995円1,950円
月額固定費50,000円0円
月10件のときの1件あたり費用6,995円(粗利4,800円を上回る)1,950円
月30件のときの1件あたり費用3,662円1,950円
粗利で固定費を回収できる件数月18件以上1件目から

固定費ありのASPは、1件あたりの粗利から変動費を引いた2,805円で月額50,000円を回収する必要があるため、月18件を下回るうちは赤字になります。立ち上げ期に件数が読めない場合は固定費のかからないASPから始め、月に安定して数十件が出るようになってから、掲載先の広がりやサポートを求めて固定費のあるASPを追加するのが堅実な順序です。

もちろん実際には、固定費のあるASPのほうが紹介先が広がり件数そのものが増える可能性もあります。件数の見込みは各ASPの営業担当に同ジャンルの実績を聞き、この表に当てはめて判断してください。

これからECサイトを立ち上げる場合

これからカートを選ぶ段階であれば、アフィリエイトの運用方針もカート選びの判断材料に入れておくと後で困りません。定期通販でASP中心に運用するならecforceのようにサーバー間の成果通知を持つカート、紹介者と直接組む自社アフィリエイトを中心にするなら、専用アプリが揃っているShopifyが候補になります。Shopifyで自社アフィリエイトを始める手順はShopifyで自社アフィリエイトを始める方法で解説しています。

まとめ

ECのアフィリエイト導入は、ASP型・自社アフィリエイト型・紹介クーポン型のどれを選ぶかと同じくらい、自社のカートで何ができるかに左右されます。

  • ecforce: タグ管理に加えて、Cookieに頼らないソケット通信で成果を通知でき、定期通販のASP運用に向いています
  • カラーミーショップ: 全プランでアフィリエイト機能を使え、定期購入のカラーミーリピートはA8.net・バリューコマースと連携しています
  • futureshop: 定期の申込完了を独立した成果地点にでき、提携ASPや自社アフィリエイト向けの計測システムも一覧で確認できます
  • MakeShop: 対応ASPの設定と任意のコンバージョンタグで幅広く対応でき、公式アプリストアにA8.netがあります
  • Shopify: 日本のASPはアプリ経由になる一方、自社アフィリエイトのアプリが充実しています

ASPの料金は、固定費のあるASPとないASPで採算が合う件数が変わります。粗利から1件あたりの上限を逆算し、立ち上げ期は固定費のかからない方法から始めるのが無理のない進め方です。計測の抜け漏れとステマ規制への対応は、どの方法を選んでも導入前に決めておきましょう。

よくある質問

ECサイトのアフィリエイトは、ASPと自社アフィリエイトのどちらから始めるべきですか?

紹介してくれる人のあてがない場合はASPから始めるのが現実的です。ASPには多くのアフィリエイターが登録しており、プログラムを公開すれば提携の申請を受けられます。すでに取引のあるインフルエンサーやファンがいる場合は、ASP手数料のかからない自社アフィリエイトのほうが1件あたりの費用を抑えられます。

アフィリエイトの導入にかかる費用はいくらですか?

ASPの場合、初期費用と月額固定費が0円のもの(もしもアフィリエイト)から、初期費用5万円程度・月額4〜5万円程度のもの(A8.net・バリューコマース・アクセストレード)まであります。これとは別に、成果が出るたびにアフィリエイターへの報酬と、その約30%のASP手数料がかかります。カート非依存の自社アフィリエイト用システムは、月額6万円程度からが目安です。

自分のカートがASPの公式連携に載っていなくても導入できますか?

注文完了ページに任意のタグを入れられるカートであれば、多くの場合は導入できます。ただし、公式の連携手順がない場合は計測の不具合に自社で気づく必要があります。タグを設置したらテスト注文で成果が1件だけ上がるかを確認し、Safariでの計測漏れ対策(サーバー側で成果を通知する仕組み)にASPが対応しているかも確認してください。

アフィリエイターがステマ規制に違反した場合、広告主も責任を負いますか?

消費者庁は、ステマ規制の対象は商品・サービスを供給する事業者(広告主)であり、依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は対象外と説明しています。広告であることを示さない紹介が行われた場合、責任を問われるのは広告主の側になりえます。規約で「PR」「広告」表記を義務づけ、掲載内容を確認する体制を用意しておきましょう。

定期通販のアフィリエイトでは、何を成果にするのがよいですか?

初回申込を成果にするとアフィリエイターが参加しやすくなる一方、すぐに解約される申込にも報酬を払うことになります。継続率が読めないうちは、初回申込を成果にしつつ「2回目の発送まで継続したら承認」のような承認条件を設けるのが現実的な落としどころです。条件はプログラムの説明に明記しておきましょう。