「カゴ落ち」とは、ネットショップで商品をカートに入れたお客様が、購入を完了せずに離れてしまうことです。カゴ落ち率の平均は「約7割」と紹介されることが多い一方で、国内の記事では6割台の数字も見かけます。どちらも間違いではなく、集計した対象と方法が違うためです。
この記事では、カゴ落ちの意味と主な原因、原因ごとの対策の方向性を整理し、平均率の数字を出典までたどって解説します。 あわせて、GA4で自社のカゴ落ち率を出す方法もまとめました。カゴ落ち対策を始めたいEC・D2Cブランドのマーケ担当の方、自社のカゴ落ち率が高いのかを判断したい方を想定しています。
結論サマリー
- カゴ落ちとは: カートに商品を入れたのに、購入を完了しなかったこと。英語では cart abandonment(カート放棄)と呼び、カート離脱とも言います
- カゴ落ち率の平均は約7割: Baymard Institute が50件の調査をまとめた平均は70.22%です。国内のカゴ落ち対策ツールの利用データでは62.9%(2025年)という集計もあり、対象と方法で数字は変わります
- フォーム離脱率とは分母が違う: カゴ落ち率は「カートに入れた人」、フォーム離脱率は「フォームに入力を始めた人」が分母です
- 最大の理由は「見ていただけ」: 米国の調査では42%が「見ていただけ・まだ買う気がなかった」と答えています。それ以外では送料などの追加費用(40%)が最多です
- 原因ごとに対策が違う: 費用・会員登録・決済手段は「売り方の設計」、入力の手間は「EFO」、比較検討による離脱は「呼び戻し」が中心です
- 自社の数字はGA4で出せる:
add_to_cart(カート追加)とpurchase(購入)のイベントがあれば、ファネルデータ探索でカゴ落ち率と離脱したステップが分かります
カゴ落ちとは:カートに入れたのに購入されないこと
カゴ落ちは、ECサイトで商品を買い物かご(カート)に入れたお客様が、購入手続きを終えずにサイトを離れることを指します。英語の cart abandonment を訳して「カート放棄」、または「カート離脱」と呼ぶこともあり、意味は同じです。
カートに入れた時点で、お客様はその商品に具体的な関心を持っています。カゴ落ちが重視されるのは、新しい集客をしなくても、すでに買う手前まで来た人を取りこぼしている状態だからです。
カゴ落ち率(カート放棄率)の計算式
カゴ落ち率は、次の式で計算します。
カゴ落ち率(%)=(カートに商品を入れた数 − 購入を完了した数)÷ カートに商品を入れた数 × 100
たとえば1か月にカート投入が1,000件、購入完了が330件なら、カゴ落ち率は(1,000 − 330)÷ 1,000 × 100 = 67% です。数える単位は「ユーザー数」「セッション数」「カート数」のいずれかに揃えます。単位が混ざると、同じサイトでも数字が大きく動きます。
フォーム離脱率との違いは「分母」
カゴ落ち率と混同されやすいのが、入力フォームの離脱率です。どちらも「途中でやめた人の割合」ですが、分母が違います。
| 指標 | 分母 | 分子 | 平均の目安 |
|---|---|---|---|
| カゴ落ち率(カート放棄率) | カートに商品を入れた人 | 購入を完了しなかった人 | 約7割(Baymard) |
| フォーム離脱率 | フォームに入力を始めた人 | 送信しなかった人 | 約5割(Zuko) |
カゴ落ち率の分母には、カートに入れただけで比較検討を続けている人も含まれます。そのため、入力を始めた人だけを分母にするフォーム離脱率より高く出るのが普通です。単品通販のLP一体型フォームのように、カートを経由せずにフォームで申し込むサイトでは、フォーム離脱率の方が実態に合います。フォーム離脱率の平均と計測方法は入力フォームの離脱率の平均と計測方法で解説しています。
カゴ落ち対策は「CVR改善」の一部
CVR(コンバージョン率=訪問した人のうち購入した人の割合)は、商品ページに来る前の集客、商品ページの訴求、カートから購入完了までの3段階で決まります。カゴ落ち対策が受け持つのは、このうちカートから購入完了までの区間です。
集客や商品ページの改善と比べると、カゴ落ち対策は「すでに買う気のある人」が対象なので、効果が売上に結びつきやすい区間です。一方で、商品ページで離脱している人には届きません。CVRが低い原因がどの段階にあるかを先に確かめてから、カゴ落ち対策に手を付けるのが効率的です。
カゴ落ち率の平均は約7割:数字の出典と読み方
海外の平均は70.22%(Baymard Institute)
「カゴ落ち率の平均は約7割」の出典として最もよく使われているのが、EC のユーザビリティを研究する米国の Baymard Institute の数字です。Baymard は、2006〜2025年に発表された50件のカゴ落ち率の調査を集め、その平均を 70.22% としています(2025年9月22日更新)。
注意したいのは、これが Baymard 自身の計測値ではなく、各社が公表した数字の平均である点です。元になった50件の数字は、もっとも低いもので55.00%、高いもので84.27%と30ポイント近い幅があり、集計対象のサイトや定義も揃っていません。「約7割」は、海外(米国中心)のカゴ落ち率のおおよその水準として読むのが適切です。
国内のツール集計では6割台(イー・エージェンシー)
日本国内では、カゴ落ち対策ツールを提供する会社が、自社ツールの利用データからカゴ落ち率を公表しています。たとえばイー・エージェンシーは、カゴ落ち対策ツールを利用中で月商500万円以上のECサイト(2025年1〜12月、月ごとに数えた延べ4,374件)の集計で、平均カゴ落ち率を 62.9% と発表しました。同社の前年の調査(2024年のデータ)では63.3%です。
同じ発表では、アパレル・雑貨やアクセサリー・ジュエリーのカゴ落ち率が7割近くに達したことも紹介されています。デザインや価格を他店と比べてから買う商材ほど、カゴ落ちが多くなる傾向が読み取れます。
国内の数字はベンダーごとにばらつく
国内のカゴ落ち率は、公的な統計ではなく、ツールベンダーが自社の利用データから出しているものが中心です。そのため、次の点でベンダーごとに数字がばらつきます。
| 違いが出るポイント | 内容 |
|---|---|
| 集計対象 | そのツールの導入サイトだけ。業種や規模の偏りがある |
| カゴ落ちの定義 | カート投入の数え方、何日以内の購入を「購入した」とみなすか |
| 数える単位 | ユーザー・セッション・カートのどれで数えるか |
| 集計期間 | 年間か、セールの多い時期を含むか |
本記事で確認した範囲では、国内の集計値は6割台、海外の平均は約7割でした。どちらの数字も「自社と同じ条件で測った値」ではないため、自社のカゴ落ち率が高いか低いかは、業界平均よりも自社の過去の数字と比べて判断するのが確実です。
| よく見る数字 | 出典 | 分母・対象 |
|---|---|---|
| 70.22% | Baymard Institute(50件の調査の平均、2006〜2025年) | 海外(米国中心)の各社集計 |
| 62.9% | イー・エージェンシー(2025年1〜12月) | 国内のツール導入サイト(月商500万円以上) |
| 約5割 | Zuko(フォームの入力開始〜完了) | フォームに入力を始めた人。カゴ落ち率ではない |
カゴ落ちの主な原因・理由

最も多いのは「見ていただけ」の42%
Baymard Institute が米国のオンライン購入者に、カゴ落ちした理由を聞いた調査では、42% が「見ていただけ・まだ買う気がなかった」と答えています。カートを「欲しいものリスト」代わりに使ったり、送料や合計金額を確かめるためにカートに入れたりする行動で、Baymard 自身も「避けられないカゴ落ち」と位置づけています。
つまり、カゴ落ちの多くは、サイトに問題があって起きるわけではありません。カゴ落ち率をゼロに近づけることはできず、減らせる部分を見極めて手を打つことが対策の出発点になります。
「見ていただけ」以外の理由
「見ていただけ」を除いた理由(複数回答)は、次のとおりです。
| 理由 | 割合 |
|---|---|
| 送料・税・手数料などの追加費用が高すぎた | 40% |
| 配送が遅すぎた | 20% |
| クレジットカード情報を預けるほどサイトを信用できなかった | 19% |
| アカウントの作成を求められた | 18% |
| 購入手続きが長い・複雑だった | 17% |
| サイトにエラーが出た・止まった | 17% |
| 返品条件に納得できなかった | 13% |
| 合計金額を事前に確認・計算できなかった | 12% |
| クレジットカードが通らなかった | 10% |
| 支払い方法が足りなかった | 9% |
※ Baymard Institute「Cart Abandonment Rate Statistics」より。米国のオンライン購入者を対象にした調査
この表は米国の調査ですが、国内のECでもおおむね同じ理由で整理できます。カゴ落ちの理由を日本のECの実務に置き換えると、次の6つに分けられます。
- 送料・追加費用: 商品ページでは分からなかった送料や手数料が、手続きの途中で加わる
- 会員登録の強制: 購入前に会員登録やパスワードの設定を求められる
- 決済手段の不足: 普段使っている決済(後払い、ID決済、コンビニ払いなど)が選べない
- 入力の手間: 住所・電話番号・カード番号など項目が多く、スマートフォンで入力しにくい
- 3Dセキュアなどの本人認証: カード決済の途中で認証画面が出て、パスワードが分からない・画面が切り替わって不安になる
- 比較検討・後で買う: 他店と比べる、給料日まで待つ、家族に相談するなど、いったん保留する
国内で意識したい「3Dセキュア」とカゴ落ち
5つ目の3Dセキュアは、Baymard の理由の表には独立した項目がありませんが、国内では特に意識しておきたい原因です。3Dセキュアは、クレジットカードのネット決済でカード会社が本人確認を行う仕組みで、ワンタイムパスワードの入力などを求めることがあります。
国内では、クレジットカード・セキュリティガイドラインで、2025年3月末までに原則すべてのEC加盟店がEMV 3-Dセキュアを導入する方針が示されました。不正利用を防ぐための仕組みで、外すことは現実的ではありません。一方で、認証画面に慣れていないお客様にとっては、手続きの途中で「もう一段階」が加わることになります。カード決済の手前や認証画面での離脱が増えていないか、導入の前後で確かめておくと安心です。
原因別に見るカゴ落ち対策の方向性
カゴ落ちの原因は、購入手続きに入る前から決まっているものと、手続きの途中で起きるもの、手続きの外で起きるものに分かれます。原因によって効く対策がまったく違うため、まず自社のカゴ落ちがどれに当たるかを見極めます。
| 原因 | 起きる場所 | 対策の方向性 |
|---|---|---|
| 送料・追加費用 | 手続きに入る前から | 送料を商品ページやカートで先に見せる、送料無料の条件を分かりやすくする |
| 会員登録の強制 | 手続きの入口 | 会員登録なしで買えるゲスト購入を用意する、登録は購入後に案内する |
| 決済手段の不足 | 手続きの途中 | 後払い・ID決済など、客層が使う決済を追加する |
| 入力の手間 | 手続きの途中 | 入力項目を減らす、住所の自動入力やエラー表示を整える(EFO) |
| 3Dセキュアなどの認証 | 手続きの途中 | 認証が出る場面を決済代行会社に確認し、認証画面の前に案内を出す |
| 比較検討・後で買う | 手続きの外 | 離脱の瞬間に引き止める、離脱した後にメール・SMSで呼び戻す |
費用・会員登録・決済手段は「売り方の設計」で減らす
送料、会員登録、決済手段の3つは、フォームの作り込みよりも売り方の設計で決まる原因です。送料が手続きの最後に初めて表示されるサイトでは、「思ったより高い」と感じた人がそこで離脱します。送料の目安を商品ページに書く、カートの時点で合計金額を見せるといった変更は、ツールを入れなくても始められます。
会員登録は、購入と同時に登録できる形にするか、購入後に「次回から入力が省ける」と案内する形にすると、手続きの入口での離脱を減らせます。決済手段は、自社の客層が何で払っているかを確かめてから追加するのが基本です。
入力の手間は「EFO」で減らす
入力の手間による離脱には、EFO(Entry Form Optimization=入力フォーム最適化)が効きます。郵便番号からの住所入力、全角・半角の自動変換、入力中のエラー表示などで、特にスマートフォンでの入力負担を減らせます。EFOツールの選び方と料金はEFOツールおすすめ8選で比較しています。
ただし、EFOで減らせるのは入力の負担による離脱だけで、送料や比較検討による離脱には効きません。EFOと、離脱した後に呼び戻す仕組みの役割の違いはEFOツールとフォーム離脱リカバリーの違いで整理しています。
比較検討による離脱は「引き止める・呼び戻す」
「見ていただけ」や「後で買う」による離脱は、サイトをどれだけ改善しても一定数は残ります。この層には、離脱しようとした瞬間にポップアップで声をかける「引き止める」対策と、離脱した後にメールやSMSで再訪を促す「呼び戻す」対策が中心になります。
ポップアップの効果とツールは離脱防止ポップアップの効果とツール比較で、呼び戻しの手段はカゴ落ちメールとSMSの違いで比べています。ecforce を使っている場合は、標準のカゴ落ちメール機能でどこまでできるかをecforceのカゴ落ちメール機能でできること・できないことで確認できます。
自社のカゴ落ち率の出し方:GA4の購入ファネルで計測する

カートシステムの管理画面で確認する
多くのカートシステムには、カゴ落ちした件数や金額を確認できる画面があります。カゴ落ちメールの機能を持つカートなら、その配信対象の一覧がカゴ落ちの記録を兼ねていることも多いため、まずは管理画面を確認してください。ただし、カートシステムごとに「どの時点の離脱をカゴ落ちとして数えるか」が違うため、ほかのサイトや業界平均とそのまま比べることはできません。
GA4ではカート追加から購入までのイベントを使う
GA4でカゴ落ち率を出すには、EC向けの推奨イベントを使います。Google のヘルプで定められている主なイベントは次のとおりです。
| イベント | 意味 | カゴ落ち率での使い方 |
|---|---|---|
add_to_cart | 商品をカートに追加した | 分母(カートに入れた人) |
begin_checkout | 購入手続きを開始した | 手続きの入口での離脱を見る |
add_shipping_info | 配送情報を送信した | 配送情報の入力での離脱を見る |
add_payment_info | 支払い情報を送信した | 決済での離脱を見る |
purchase | 購入を完了した | 分子の元(購入した人) |
add_to_cart を分母、purchase を購入完了として計算すれば、カゴ落ち率が出ます。これらのイベントは自動では記録されないため、カートシステムのGA4連携機能か、Google タグ マネージャーでの設定が必要です。まずは DebugView などで、カート追加と購入のイベントが実際に記録されているかを確かめてください。
ファネルデータ探索でどのステップの離脱が多いかを見る
GA4の「探索」にあるファネルデータ探索を使うと、カート追加 → 手続き開始 → 配送情報 → 支払い情報 → 購入のステップごとに、どこで何%が離脱したかが一目で分かります。デバイスカテゴリで内訳を分ければ、スマートフォンだけ離脱が多いステップも見つけられます。
ファネルには2種類あり、クローズドファネルは最初のステップを通った人だけを数え、オープンファネルは途中のステップから入った人も数えます。カゴ落ち率を見る目的なら、カート追加を最初のステップにしたクローズドファネルが扱いやすいです。
どのステップで離脱が多いかが分かれば、前の章の表と照らし合わせて原因を絞り込めます。手続きの入口なら会員登録や送料、支払い情報のステップなら決済手段や3Dセキュア、というように、数字から原因の仮説を立てて対策を選ぶのが効率的です。
Shopifyのチェックアウトはカスタムピクセルで計測する
Shopifyの購入手続き(チェックアウト)は、ストア側で自由にタグを置けない仕組みです。チェックアウト内のステップを計測するには、Shopifyのカスタムピクセルで checkout_started(手続き開始)や checkout_completed(購入完了)などの標準イベントを受け取ります。設定の考え方はShopifyカスタムピクセルでアフィリエイト計測する方法で解説しています。管理画面でチェックアウト離脱を確認する方法や、標準のカゴ落ちメールの設定はShopifyのカゴ落ち対策にまとめています。
カゴ落ちした人を呼び戻すなら
カゴ落ちした人の多くは、比較検討の途中やいったん保留しただけの人です。購入手続きでメールアドレスや電話番号まで入力していれば、後から連絡して再訪を促せます。カートシステムの標準のカゴ落ちメールから始め、届かない相手が多い場合にツールを検討するのが一般的な順番です。カートごとのカゴ落ちメール機能の違いと、3Dセキュアの認証画面で止まった人への備えはカート別のカゴ落ち対策機能一覧で整理しています。
カートを経由しないLP一体型フォームの単品通販では、カートのカゴ落ちメールが使えないことがあります。LP一体型フォームで残る離脱の種類と、カートごとにできることはLP一体型フォームの離脱対策で整理しています。
国産ツールでは、たとえば OKAERI が、フォームの途中で離脱した人に SMS とメールで再訪を促す仕組みを提供しています。送信前の入力内容を読み取るタグ型で、成果報酬型ではなく定額+配信数に応じた従量課金のため、呼び戻しの件数が増えても手数料が売上に比例して膨らみません。初期費用は0円で、無料プランがあり、有料プランは月額9,800円(税別)からです。
注意点として、呼び戻しは連絡先を入力した後に離脱した人にしか届きません。また、メールやSMSを送るには、送信の同意をどう取るかを事前に整理しておく必要があります。ツールを選ぶときの確認ポイントはフォーム離脱リカバリーツールの選び方で解説しています。
よくある質問(FAQ)
カゴ落ちとは何ですか?
ネットショップでカートに商品を入れたお客様が、購入を完了せずにサイトを離れることです。英語の cart abandonment を訳して「カート放棄」「カート離脱」とも呼びます。カートに入れた時点で商品に関心がある人なので、取りこぼしを減らせば売上に直結しやすいのが特徴です。
カゴ落ち率の平均はどのくらいですか?
海外では、Baymard Institute が50件の調査をまとめた平均が 70.22% で、「約7割」の出典として広く使われています。国内では、カゴ落ち対策ツールの利用データで62.9%(2025年)という集計があります。いずれも集計の対象や定義が違うため、自社の数字は過去の推移と比べて判断するのが確実です。
カゴ落ちの一番の原因は何ですか?
米国の調査では、42%が「見ていただけ・まだ買う気がなかった」と答えており、これが最大の理由です。それ以外では、送料などの追加費用が高すぎた(40%)、配送が遅すぎた(20%)、サイトを信用できなかった(19%)、アカウントの作成を求められた(18%)が続きます。
カゴ落ち率とフォーム離脱率は何が違いますか?
分母が違います。カゴ落ち率は「カートに商品を入れた人」、フォーム離脱率は「フォームに入力を始めた人」が分母です。カゴ落ち率の分母には比較検討中の人も含まれるため、フォーム離脱率より高く出るのが普通です。
自社のカゴ落ち率はどうやって調べればよいですか?
カートシステムの管理画面で確認するか、GA4でカート追加(add_to_cart)と購入(purchase)のイベントを使って計算します。GA4のファネルデータ探索を使えば、手続きのどのステップで離脱が多いかまで分かります。
まとめ
カゴ落ちとは、カートに商品を入れたお客様が購入を完了せずに離れることです。カゴ落ち率の平均は、海外の調査の平均で約7割(70.22%)、国内のツール集計では6割台で、対象と定義によって数字は変わります。フォーム離脱率とは分母が違うため、数字を比べるときは何を分母にしているかを確かめてください。
カゴ落ちの最大の理由は「見ていただけ」で、すべてをなくすことはできません。送料・会員登録・決済手段は売り方の設計で、入力の手間はEFOで、比較検討による離脱は引き止めと呼び戻しで減らすのが基本です。まずはGA4のファネルデータ探索で、自社のカゴ落ち率と離脱の多いステップを確かめるところから始めましょう。
フォーム離脱も含めた対策の全体像は、フォーム離脱の対策まとめで段階ごとに整理しています。


